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2008年2月

2008年2月22日 (金)

L'ULTIMO ATRIOコンサートレポート!!

 クエストホールは表参道に面した絶好のロケーション。ここでルルティモの新しい一ページが開かれることになった。

 恵比寿ガーデンホール12月の恒例となった「バーチョ」が広い音楽性を持つアーティストを絶妙の組み合わせで楽しんでいただくイベントなのに対して、「アトリオ」はジャンルをジャズに絞り込んだニュ−フェイスのイベント。

日本でジャズといえば、ジャズクラブで演奏されるのが当たり前になっているが、「アトリオ」はそうしたシーンに別の角度からスポットを当てて新しいジャズの楽しみを提案していく姿勢から出発。

ホールに常設されているロビーとバー・カウンターを利用して、快適なジャズ・イベントを開発するという狙いを持つ。記念すべき第一回が、昨年末に開かれたのだった。


Kalenblog  12/13は注目のボーカル青木カレンが登場。ジャズ・ファンのチェック心をくすぐる。フライド・プライドは笑いを交えたステージングで客席を沸かせる。





Matsunagaok3blog 松永貴志は期待の若手トランペッター類家心平が参加して、気合いの入ったジャムを展開した。





Chihiroblog ラストは、山中千尋がニューヨークで鍛えた鋭いプレイを聴かせてくれた。

正直、ジャズの場合、ワンマンでのクラブ演奏が主なので、時間配分に不慣れなプレイヤーもいたが、オーディエンスは異色の組み合わせをとても楽しんでいた。




Jillok3blog  12/14のトップバッターはジルデコ。ロックやクラブ・ダンス・ミュージックの持ち味を合わせ持つグループで、未来のジャズ・シーンを先取りしたプレゼンテーション・ライブは大いに観客を喜ばせていた。




Keikook2blog Yosukeblog さすがだったのが、ケイコ・リー。エモーショナルなギタリスト小沼ようすけとのセッションでは、時間を追うにつれてコンビネーションが良くなり、味わい深いひとときを提供。



Jyunkoblog1 トリの大西順子は貫禄を感じさせる演奏で、緊張感のあるエンターテイメントが、おそらく初めて彼女のプレイを聴く観衆からも熱い拍手を浴びていた。




 まだまだトライしなくてはならないファクターが多々あるにしても、近い将来、こうしたジャズ・イベントが大人の音楽ファンに歓迎されるだろうことを充分に予感させる2日間だった。それを受けてシリーズ化のプランもスタートしているので、ぜひお楽しみに。


karaoke★セットリスト★karaoke

12/13(木)

◆青木カレン

  1. Gee Baby Ain't Good You
  2. Summer Time
  3. Crazy He Calls Me
  4. Devil May Care
  5. Love For Sale

◆松永貴志

  1. 神戸
  2. オープンマインド
  3. チャイルド・イズ・ボーン
  4. オレオ

◆フライド・プライド

  1. I Wish
  2. リバーサイドホテル
  3. The Christmas Song
  4. ワーズ・ウィズ・ウイングス
  5. Dig It!

◆山中千尋

  1. Livinng Without Friday
  2. Sing Sing Sing
  3. The Root Of The Light (Shooting Star)
  4. Yagibushi
  5. 口角上げて運気up!

12/14(金)

◆Jill-Decoy association

  1. アイロニー
  2. 非日常の光る
  3. はだかの歌
  4. like ameba

◆小沼ようすけ

  1. Gt solo(アドリブ)
  2. affirmation
  3. Happy Playing Ground
  4. Sleepless Dream

◆小沼&ケイコ・リー

  1. Tears In Heaven
  2. Gee, Baby
  3. Feel Like Makin' Love
  4. Bridge Over Trou Bled
  5. Stand By Me

◆大西順子

  1. All The Things You Are
  2. 煙が目にしみる〜Star Dust
  3. Bolivia
  4. Over The Rainbow

2006年のL'ULTIMO BACIO記事はこちら
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2008年2月15日 (金)

L'ULTIMO BACIO 12/22コンサートレポート!!

 いよいよ07年のルルティモ・バーチョも最終日。

街はクリスマス・ムードが最高潮に達している。

Iwakiuzaki3 ジョイント・スタイルで続いてきたイベントだが、この日は宇崎竜童プロデュース/岩城滉一ライブという少し変則的な形式。それだけに期待が高まる。

その期待を裏切らず、開場時に“公開リハーサル”という形で、なんと宇崎がバンドを従えてステージで歌ったのだった。

形式が前代未聞なら、リハーサルで歌われた曲目も凄い。ダウンタウンブギウギバンド時代の名曲や、スタンダード・ナンバーが次々に。中でも「ベースキャンプ・ブルース」、そして「横浜ホンキートンクブルース」は、涙モノだった。

Iwakiuzaki5  興奮醒めやらぬステージが暗転して、メンバーが退場。改めて開演のベルが鳴る。

SEのグレン・ミラーに乗って、再びバンドが登場。ドラムス、ベース、ピアノ、サックス、それに宇崎。ギターは宇崎ひとりだ。


それを見た瞬間、宇崎のこの夜の覚悟のほどが伝わってきた。つまり、岩城の最新アルバムのプロデューサーとして、バンドのギタリストとして、ステージのサウンドのすべてを担う決意の表れなのだ。

Iwakiuzaki4  かたずを飲んで観ていると、オープニングは宇崎自身が歌う「危険な関係のブルース」。リハーサルとは当然異なる緊張感が、あっという間にガーデンホールを満たした。

そこに岩城が登場。大方の予想を裏切って、なんと松田聖子のカバー「Sweet Memorys」を歌う。やや緊張気味の声ながら、ブルージーな歌いぶりが心を揺さぶる。

アルバム収録のオリジナル「ベストパートナー」や、これまた懐かしい西岡恭蔵の名曲カバー「プカプカ」など、この組み合わせならではのセットリストが続く。

Iwakiuzaki2  渋い男がふたりのステージ。だが、無理に渋くはしない。時折、初々しささえ感じさせる岩城のボーカルが、とても新鮮だ。

これもプロデューサー宇崎の手腕であり、その宇崎に全体重を潔く預けた岩城の力量でもある。センスの良い選曲の「GSメドレー」が終わって、インターバルに入る。

 ロビーでは、前半のステージの期待以上のパフォーマンスにざわめくオーディエンスが、ワインで喉を気持ち良く潤している。

 後半は、また宇崎の歌でスタート。「イミテーション・ゴールド」。続いて「Rock'n Roll Widow」だ。惜し気のない曲選び。こんなライブは滅多にない。

そして岩城が登場して、アルバムのハイライト「悪女の品格」を歌う。大きな拍手が起こる。

「我が人生」で本編が終了。

アンコールの歓声が上がった。再度、登場したのは、岩城と宇崎のふたりだけ。しかも、ギターを抱えた宇崎の前にはマイクがない。

Izakiuzaki1 力強く宇崎が「身も心も」のイントロを弾き出した。岩城のボーカリストとしての力を限界
まで引き出す宇崎。応えて、岩城の歌は、文字通り“絶唱”というのにふさわしい、
この日いちばんの声を聴かせた。

 ふたりはしっかりとお互いを確かめ合ってステージに別れを告げる。素晴らしいフィナーレだった。


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