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2008年1月

2008年1月30日 (水)

L'ULTIMO BACIO 12/20コンサートレポート!!

 夏の本門寺に出演したJ-Minがオープニング・アクトに登場。その成長ぶりを見せ
てくれた。

Jminblog  この時期のアーティストは、少し見ないうちに急成長を遂げるもの。ステージに立ったJ-Minの歌いっぷりは、自信を増していて爽快。

特に目立ったのは、「よるの手」で、日本語詞の表現力が格段によくなっていたことだった。もともときれいな英語の歌唱はそのままに、遜色ない日本語の説得力が付いて、彼女の08年に期待が膨らむ。

デビュー曲「ころがる林檎」もリズムが良く、伸び盛りの印象を会場に残した。

 続いてはラブソングの名手、古内東子のステージだ。

Tokoblog マイペースで歌い始めた「歩き続けよう」から、すでに彼女のまったりした世界が会場を染める。

すると、そんな雰囲気を後押しするように彼女は話し始めた。
「恵比寿の夜を恋の歌で彩りたいと思いますので、よろしく」。

そのひと言で、クリスマス・ムードがいっそう高まる。オーディエンスの耳は、すっと古内のボーカルに入っていく。

 恋心の細やかな襞と、恋愛に素直に飛び込む大胆さの両方を兼ね備えたリリックが心地よい。

「誰よりも好きなのに」などのスタンダードとも言えるナンバーの一方で、新曲の「歩幅」も聴かせる。

さらには「私なりのクリスマスの歌です」と言って歌った「Xmas present」は何よりの贈り物。甘くて、ちょっぴり苦い気分を充分に味わわせてくれたのだった。

 そんなライブを受けて、インターバルのロビーではスパークリング・ワインがよく売れている。ベルが鳴って、ゆっくりと席に戻っていくオーディエンスの速度が、イベントのクオリティの高さを象徴している。

Tokublog  最後に登場したTOKUのステージは、「かっこいい」のひと言。それまでのライブのスウィートな流れを壊さずに、テンションを一気に上げていく。

オープニングの4ビートのオリジナル「MOON DANCE」で、観客のすべてを持っていってしまったのは見事だった。

 TOKUがいったんノッたら止まらない。「煙が目にしみる」を、シブさの中にグルーブ感を漂わせたボーカルで聴かせてくれる。また、バンドは若いメンバーで構成されているのだが、演奏が実に的確でフレッシュ。TOKUはますますヒートアップしていく。

未発表のオリジナル曲を披露するなど、ベスト・オブ・ベストと言えるクールなステージだった。

 アンコールの拍手に応えてTOKUと古内がステージに現われると、また拍手の音が高まる。

20jointblog  スティービー・ワンダーの「You are the sunshine of my life」はふたりが大好きなR&Bテイストに染め上げられて、ステージ上の楽しさが客席に溢れ出し、一体感のある素晴らしい内容。

そして、もう一曲。古内の佳曲「いつかきっと」はラブソング・ナイトにふさわしいエンディングとなった。


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2008年1月23日 (水)

L'ULTIMO BACIO 12/19コンサートレポート

 出演者の入念なリハーサルが終わって、開場時間がくる。ルルティモ・バーチョ2日目のロビーは、シックな雰囲気だ。早めに会場に到着したオーディエンスの方々は、思い思いのドリンクを片手に静かに言葉を交わしている。ゆっくり時間が流れて、開演のベルが鳴った。

Yusablog  まずバンドのメンバーが現れ、所定の位置に着く。ゆったりとしたドレス姿で、舞台下手から遊佐未森さんが登場。ピアノの前に座る。少しの間。

音が出る直前の緊張感が漲る。ライブで最もどきどきする瞬間だ。鍵盤に指が置かれて最初の音が鳴り、そしてスムーズな声がガーデホールに流れ出す。それだけで「いいコンサートになる」という予感が会場を満たしたのだった。

 遊佐さんの透明な声に、やがてバンドが加わって、ドラムス、ウッドベース、エレキギターのかっちりとしたアンサンブルが歌を包む。

「ベージュ」はそんなステージの始まりにふさわしい曲。続く「通り雨」では、美しいギター・ソロの後にすっと入って来たささやくような歌声が素晴らしかった。

 ピアノから立ち上がって舞台中央に立った遊佐さんは、メンバー紹介を交えてこの年末のステージにかける気持ちを語る。ひとつひとつの声や音がみずみずしく、12月の空気にとてもよく似合うライブになった。

Kotoringoblog  休憩をはさんで、スペシャル・アクトはコトリンゴさん。彼女もピアノで弾き語るスタイルのアーティストだ。ジャズをはじめ多種多様な音楽のエッセンスが溶け合った、摩訶不思議でソウルフルなピアノ&ボーカルに会場からは驚きの混じった大きな拍手が贈られたのだった。



Taekoblog  さて最後は大貫妙子さん。最初から個性的な魅力が全開になる。

「Monochrome&Colours」というタイトルそのままのボーカリゼーションで会場を惹き込む。

その声を引き立てているのは、フェビアン・レザ・パネさんのピアノだ。ガーデンホールに置いてある名器“NYスタインウェイ”が彼の手によって古き良き時代の音を奏でる。そのサウンドが大貫さんの声によく映るのだ。

 「la musique 」「横顔」と佳曲が並ぶ。このセットリストでうっとりしない人はいない。

そしてさらにステージに小松亮太さんが現われた。抱えているバンドネオンは、タンゴに欠かせない楽器。椅子に腰掛けてマイクをセットすると、たっぷり時間をかけたバース(前唄)が始まった。

ホールの雰囲気が見る見る変わる。ひと呼吸置いて、大貫さんが「エトランゼ」を歌い始める。優雅な哀愁を含んだシャンソンが、オーディエンスに染み込んでいく。この一瞬が、この日のハイライトだった。

Taekoryotablog  歌い終わって大貫さんが「いろっぽい楽器ですね」と小松さんのバンドネオンを誉める。いや、大貫さんの歌を含めた全体が、いろっぽいのだ。

 一度、終わったステージに、拍手が鳴り止まない。


 すると、大貫さんと遊佐さんがふたりで舞台に登場。この夜の感動をトレースするように歌ってくれた日本の名曲「この道」が、アンコールだった。


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2008年1月16日 (水)

L'ULTIMO BACIO 12/18コンサートレポート!!

Jimamablog 年末恒例となったルルティモ・バーチョの初日にまず登場したのは、沖縄から参加のji ma ma。

ギターをサポートに堂々と歌い始めた。ハスキー・ボイスの説得力はバラードで発揮され、「アカリ」や「でいご」といったナンバーが心に残る。

変に沖縄らしさを強調するわけではない。が、感情表現に彼の地のおおらかさがたっぷり感じられるのがいい。ぜひまた聴きたいと思った。

Aoyagiblog  続いてスペシャル・アクトの青柳拓次。ギターのハードケースを提げてステージに入ってきて、おもむろにケースからギターを取り出す。

そのパフォーマンスから、すでにライブが始まっている。アーティスティックなステージでオーディエンスを非日常の世界に導く。

読書家・詩人としての顔を持つ青柳らしく、ポエトリー・リーディ
ングを含めたライブは超個性的で、独特の雰囲気を作り出していた。

Annblog  アン・サリーがステージに姿を見せると、会場は静かな興奮に包まれる。医師としての仕事を持つ彼女のライブは、とてもレア。

しかもこの日はバンドセットでのライブなので、いやが上にも期待が高まる。そうして、そんな期待に充分応えるステージになった。

スムースな声で“風よ 空よ”と呼び掛ける名曲「翼」が始まると、空気が冬の朝のようにピンと張り詰める。続く「prelude to a kiss 」でのスキャットが素晴らしい。

ジャズのテイストがいつも以上に豊かなのは、高い表現力を持つバンドとアンのマッチングがいいからだろう。

加えて、この日のアンはMCで楽しいギャグを繰り出して、エンターテイナーとしての魅力も充分。カリスマ・ボーカリストの愉快な側面も楽しめた出色のひとときだった。

Miyukiblog  トリは久々にコンビが復活したPort of Notes。結成10年のキャリアと、メンバーそれぞれの活動がコンビにどんな変化をもたらすのかが注目のステージだ。

ちょっと緊張気味に始まったものの、2コーラス目ではすでにリラックスした演奏になったのはさすが。

明るいビートを基調に、カフェやラウンジのムードが妙に懐かしい。彼らを待ちわびていたオーディエンスも、「ほんの少し」などのナンバーのイントロが流れただけで拍手を贈ったり、和気あいあいのあたたかなライブになった。

本編ラストは新曲「あなたについて」。名物デュオの持ち味は少しも変わらず、ゆったりとした微笑みに似たライブになった。Port of Notesの活動が08年も大いに楽しみだ。


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